りりかのおすすめ読書記録📚

読んでみた本について紹介しています☺︎

海の見える理髪店📚

荻原浩 著

第155回直木賞受賞作

 

この本は心がほっこり温かい気持ちに

なることができるような短編集です。

理髪店の店主の言葉には、大切にしておきたい

言葉がたくさん詰まっていました。

 

中でも

 

仕事っていうのはつまるところ、人の気持ちを

考えることではないかと私は思うのです。

お客さまの気持ちを考える。

一緒の仕事をしている人間の気持ちを考える。

床屋にしろ会社員にしろどんな店にしても

それは変わらないと思うのです。

 

という言葉が特に印象に残りました。

 

この本を通じて、自分にとって大切な言葉を

見つけられる本だと思うのでおすすめです。

 

白ゆき姫殺人事件📚

湊かなえ 著

 

湊かなえさんの物語は、読んでいて

引き込まれる作品が多いと思います。

人と人とのドロドロした関係であったり

考えさせられる作品もあります。

続きが気になって、どんどんページを

めくってしまう…

そんな方も多いのではないでしょうか?

 

今回の白ゆき姫殺人事件は、

 

主人公の城野美姫が、自分ではまったく

そのようなことはしていないのに、

ネットに投稿された美姫が犯人だという

ツイートや、週刊誌の記事によって、

世間から犯人だと見られてしまいます。

 

美姫を知る人たちの証言が、物語の中で

出てきますが、それぞれが少しずつ話を

盛っていたりして、現実にもありそうな感じが

こわいなと思ってしまいます。

 

インターネットやツイッターがよく使うツールに

なってきた今、この物語を読んでこわい一面も

考えさせられます。

 

わたしがこの物語で出てきて、

印象に残った言葉は、

 

信じていた人には裏切られ、

見ず知らずの人たちからは、誹謗中傷を受ける。

しかも当事者のまったく手の及ばないところで。

 

と言う言葉です。

 

この本は映画化もされているので、

本とともに楽しんでみてほしいです。

 

眠りの森📚

東野圭吾 著

 

この物語ではあるバレエ団で、ダンサーたちに

立て続けに殺人事件が起こってしまいます。

この事件の裏にはバレエダンサーたちの恋、

友情、妬み、憎しみなどが渦巻いていて、普段、

ダンサーたちが見せてくれる美しくて綺麗な

イメージとは違った一面が描かれています。

ラストでは、切ない気持ちにさせられる場面

も…。

 

わたしは、小学生になる前からバレエを習って

いたため、バレエ団が舞台の作品には興味が

あり、読んでみましたが、ミステリーとしても、

純粋に楽しめる作品だと思います。

 

加賀恭一郎が主人公の新参者シリーズで

阿部寛さん、石川さとみさんで実写化も

されている作品です。

そちらも、Kバレエカンパニーのダンサーも

出演するなど、本格的なドラマだったので、

小説と合わせて楽しんでいただけると思います。

 

 

82年生まれ、キム・ジヨン📚

チョ・ナムジュ 著

斎藤真理子 訳

第41回今日の作家賞受賞作

 

この本は、韓国が舞台でキム・ジヨンという

女性が女性ならではの困難や苦難に向き合って

生きていく中での葛藤が描かれています。

今の世の中では、少し良くなってきている部分も

あるとは感じるけれど、結婚、出産、育児などで

女性の方がやりがいのある仕事のキャリアを

諦めざるを得ないことが男性よりもどうしても

多かったりといったことや、男性が一家の家長と

して、優遇させる部分があること、家事仕事に

ついては労働とは思われずにいること、夫婦で

あってもなかなか相手を理解することはできない

と思う部分が出てくるなど、

それぞれの人が持っている価値観に対しての

問いかけや今暮らしている女性たちが少しでも

暮らしやすい世の中に変わっていってほしいと

いう思いが込められていると思いました。

 

キム・ジヨン氏と同じような境遇にあったことが

ある人々は普段は気づかなくてもこの世の中にも

きっといると考えさせられる作品で、読後に共感

される方もたくさんいるのではないかなと

感じます。

 

私は図書館の予約数ランキングで上位に

あったことで気になって手を取りましたが、

考えさせられる場面がたくさんありました。

今生きづらさを感じている方に読んでみて

いただきたい本だと感じました。

 

また、この物語は、

キム・ジヨン役にチョン・ユミ、

その夫のチャン・デヒョン役にコン・ユで

映画化もされています。

ぜひ映画でも観ていただきたい作品です。

 

 

 

推し、燃ゆ📚

宇佐美りん 著

第164回芥川賞受賞作

2021年本屋大賞ノミネート

 

作者の宇佐美りんさんは2019年に『かか』で

第56回文藝賞を受賞、第33回三島由紀夫賞

受賞した作家さんです。

 

この本は、私自身推しがいることもあり芥川賞

受賞していたので気になって手に取りました。

推し活などの言葉も出てきている中、

自分にとっての推しについて、推し方について

考えさせられる作品です。

純文学と流行りの文化が合わさっていて、

普段純文学はあまりと言う方にも手に取って

もらいやすいのではないでしょうか。

 

この物語の主人公は、推しを生きがいにしている

女の子で、ある出来事がきっかけとなって推しが

芸能界を引退し、一般人となった時までが

描かれています。

 

私自身は、この主人公の女の子のように推しが

全てな生活というほどではありませんでしたが、

推しを応援していくことで、毎日に潤いと充実感

を感じることができていました。

作品のなかでは難しい言葉も表現もありますが、

推しがいる方、いた方にとって親しみやすい

共感する部分もあるのではないかと感じました。

 

なので、ぜひ手に取って読んでいただけたらと

思います。

 

 

 

このブログについて📚

はじめまして。

まずは、このブログ記事を読んでくださり

ありがとうございます☺︎

ブログは初めてなので、

読みにくい部分もあるかと思いますが、

趣味の読書について、何か発信できたらと思い、

私が読んでみておすすめな本について

これから紹介していけたらと思っています。

 

小説、エッセイ、実用書、ビジネス書、

自己啓発、マネー本、ときには漫画まで、

ジャンルを絞らず気になった本について、

感想やおすすめポイントなどを綴っていこうと

思っています。

 

また、読書好きな方とこのブログを通して

交流できたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。