白ゆき姫殺人事件📚
湊かなえ 著
湊かなえさんの物語は、読んでいて
引き込まれる作品が多いと思います。
人と人とのドロドロした関係であったり
考えさせられる作品もあります。
続きが気になって、どんどんページを
めくってしまう…
そんな方も多いのではないでしょうか?
今回の白ゆき姫殺人事件は、
主人公の城野美姫が、自分ではまったく
そのようなことはしていないのに、
ネットに投稿された美姫が犯人だという
ツイートや、週刊誌の記事によって、
世間から犯人だと見られてしまいます。
美姫を知る人たちの証言が、物語の中で
出てきますが、それぞれが少しずつ話を
盛っていたりして、現実にもありそうな感じが
こわいなと思ってしまいます。
インターネットやツイッターがよく使うツールに
なってきた今、この物語を読んでこわい一面も
考えさせられます。
わたしがこの物語で出てきて、
印象に残った言葉は、
信じていた人には裏切られ、
見ず知らずの人たちからは、誹謗中傷を受ける。
しかも当事者のまったく手の及ばないところで。
と言う言葉です。
この本は映画化もされているので、
本とともに楽しんでみてほしいです。