推し、燃ゆ📚
宇佐美りん 著
第164回芥川賞受賞作
2021年本屋大賞ノミネート
作者の宇佐美りんさんは2019年に『かか』で
受賞した作家さんです。
この本は、私自身推しがいることもあり芥川賞も
受賞していたので気になって手に取りました。
推し活などの言葉も出てきている中、
自分にとっての推しについて、推し方について
考えさせられる作品です。
純文学と流行りの文化が合わさっていて、
普段純文学はあまりと言う方にも手に取って
もらいやすいのではないでしょうか。
この物語の主人公は、推しを生きがいにしている
女の子で、ある出来事がきっかけとなって推しが
芸能界を引退し、一般人となった時までが
描かれています。
私自身は、この主人公の女の子のように推しが
全てな生活というほどではありませんでしたが、
推しを応援していくことで、毎日に潤いと充実感
を感じることができていました。
作品のなかでは難しい言葉も表現もありますが、
推しがいる方、いた方にとって親しみやすい
共感する部分もあるのではないかと感じました。
なので、ぜひ手に取って読んでいただけたらと
思います。